第8回研修旅行 2

ベルギー編2

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2008年9月 ブルージュにて

ブリュッセルから北へ列車で3時間ほど上がったところに、フランドル地方珠玉の街、‘ブルージュ’がある。
かつては、中世ヨーロッパの商業の中心地でもあった。周りを運河に囲まれ、更に街の中にも運河が廻っている。 中世の歴史がまるでそのまま残ったかのような佇まいは、尋ねる人を惹きつけずにはいられない。 そして知れば知るほど、その魅力の深さに更に虜になってしまう。
ボビンレース、運河巡り、チョコレート等の観光も楽しみではあるが、世界遺産である‘ベギン会修道院’、 それからキリストの血を祭った聖血教会、ミケランジェロの聖母子像、聖ウルスラの聖遺匣等、 ベルギーの国宝を次々と見ることが出来るのも魅力のひとつだ。そして何より街全体が飛びぬけて美しい。
歩いているだけでまるでタイムマシンでその時代に溶け込んでしまったかのようだった。
又、たまたま散策中に、観光スポットだけではなくそこに住んでいる人達の暮らしぶりを垣間見ることができた。 多分避暑に来ているだろう人たちの住まいを、偶然にも窓越しに見た。 道に沿って何軒も並んでいた家々を何気なくのぞくと、それはそれは素敵なインテリアに驚くばかりだった。
そのうちの何軒かの人達は、見られることに慣れているのか陽気に私たちに手を振ってくれ、とても楽しい散策となった。 ああ、こういう瞬間が旅の楽しさというものだ。
そして美味しいお菓子屋さんも発見した。どのお菓子も個性的で美味しそう。たまらず注文。予感が的中した。
ただの観光客目当てのお店と全く違う、こだわりの店だ。フルーツ、粉、卵、乳製品など材料全てに 低農薬の自然のものを使用しているとか。盛り付けも素敵だった。旅の疲れが吹っ飛んだ。 しかも隣席のマダムに美味しいチョコレート屋さんも教えてもらい、皆ごきげんで店を出た。
さあ、お土産のチョコレートを買いに行こう!
マダムに教えてもらったチョコレート屋さんで買ったチョコレートの美味しかったこと。 後述談になるのだが、故もっと沢山買わなかったのか悔やむことしきりであった。
私の旅の鉄則その1、「 即断即決、これと思ったらすぐに購入すべし 」。
でも今回は思い切りが足りなかった。さすがベルギーはチョコレート大国である。 ベルギーのどの街に行っても必ず美味しいチョコレート屋さんがあるのだから。 ん...。参りました。
北フランス、アミアンへとつづく。